地球のマネーの問題の最先端のステージは、すでに、シティやウォール街といったマネーを直接、扱う人間グループの居場所ではなく、電脳空間とも呼ばれる、電磁気領域の情報の流れる世界になっています。サイバー空間のマネーは闇だと認識していた精神界に対して、すでに、人間の身体を去って、光の意識体となった、アップルの創業者が、そのサイバー空間の闇の中に光の領域をつくり出して、参加を表明したのです。人間は死んでも、意識は光のものとして生き続けるという、これまでとは違う人間存在のモデルがそこにあります。なぜ、それが可能かというと、ブッダという約二千五百年前に生きた人間の意識も、ある時空において生き続けているという精神学の伝達の根拠には、人間のたましいのもとには、宇宙すら創造できるエネルギーの秘密が隠されているからです。その意味では、ブッダは仏界の先達であり、イエスはキリスト教神界の先達であり、ジョブズは光のサイバー界の先達となったともいえるのです。サイバー空間という領域で、次の時代のための光のマネーが、やがて誕生することになります。その時、聖書の民は、神が約束したことが現実化し、神がマネーの主宰者となる日を見ることになります。