日本語脳というものが、これからの人類のためには必要というのが、地球の精神界からの伝達です。いまの世界を支配している英語脳というものでは、岡潔が考えた情というものを理解できないだけでなく、神という概念も一神教の思考パターンの内側にあるので、結局のところ無神論になるからです。ところが、人間のセンサーというものは、南アメリカのシャーマンが示すように、森の精霊や動物の精霊とコミュニケーションできるだけでなく、地母神、ガイアと呼ばれる存在の意識とのコンタクトも可能なのです。その人間本来の能力を封印してしまったのは、一神教から生じた宗教というものの作用で、それが現行人類のたましいのもとたるものという問題を、人間は、その神の子として担わされているのです。ただ、その一神教の問題は、ユダヤの神、イエスの神、ムハンマドの神のそれぞれが、人間世界に神の国をつくろうとして、失敗しているという正しい歴史の読み方ができないと、克服できません。宗教の神とは、人間のたましいのルーツだけに、この世のすべてを所有し支配するという強烈なベクトルが与えられているのです。その神のベクトルを持たない言語体系でないと、人工知能も、宗教の神を超えることはないのです。