人智学のルドルフ・シュタイナーは、神秘家として、この日本列島の特殊性を何らかの情報によって知ったと考えられます。シュタイナーが地球の頂点にあるのは日本だといったことの根拠は、地球上で生まれた神の子である人間は、最後の審判の容器となるべく、地球という精神的な場の階段を登りつめて日本人というたましいの最終ステージに到るということなのです。神を正しく知らなければ、その役割を果すことはできません。その神というものも、一神教の神のような全知全能というものではなく、日本神話の神々のように、人間によく似た役割を持つ神格というものでなければ、人間は担いようがないのです。これらのことを知り、一神教の神の物語を読み終えた人間という神の容器の中でしか、約束された最後の審判は起こりようがないというのが、精神学に伝えられているプログラムなのです。このことを知っていれば、神のようなものが、宇宙の内からも外からも、さまざまなメッセージを伝えてきたとしても、揺らぐことなく人の子として生きることができます。そして、人の子として審判の光を使いこなせるようになった人間は、一神教の神というものを超えた精神界のステージに到ることができます。人生の目的とは、それなのです。