『神を超えよ! 仏を超えよ! 積哲夫の言葉【一の巻】』の紹介記事 その⑤

 

———–以下抜粋—【第十三回】から

 それは、今の日本人の多くに、精神界のルールに関して、これは精神学協会の会員の方も含めてですが、勘違いされているところがあるということです。多くの人が、やがて光の世界に行けると思っている、つまりみんな救われると思っている。それは間違いです。すでに今の日本人のたましいは光の世界に行ける人と行けない人が、もう分けられていると思います。

何田 それは若い子供からお年寄りまで対象で、日本人でということでしょうか?

 そうです。難しいのはとくに戦後生まれのお年寄りの方ですね。というのは真実の歴史を知らないからです。真実の歴史を知るというのはとても重要なことなのです。今の日本人はうその日本の歴史を教育で学ばされてきました。そのため、ご本人はうその日本の歴史を本当だと信じて、死んだ後、たましいはうその日本の歴史の世界に、自ら行って閉ざされてしまいます。

とくに日本人はこれが最後の人生なので、もうその人のたましいは生まれ変わりません。外国の人なら亡くなった後、次は日本人に生まれ変わります。真実の歴史を知った、たましいがその役割をはたせば、亡くなった後、光の世界に行くことができます。まだチャンスはあります。しかし、今の日本人として生きて人生を送られている方は、これが最後の生なので、最後のチャンスになります。今の日本人のたましいが光の世界に行こうとすれば、生きている間に真実の歴史を知る必要があります。

光の世界は真実のみの一片のうそのない世界です。うそがあればダメなのです。うそがあれば、そのたましいの最後の審判の時に問われます。今の時代、この世に流布しているうその歴史や情報は、自分から求めて調べれば、簡単に見破ることができるはずです。インターネットが普及した世界ではうそは通じないのです。そのように、その日、その時が用意されたのでしょう。

なぜ、あなたは真実を求める、行動を起こさなかったのかが、あなたの最後の審判の時に問われます。本当の正しい真実、本当の正しい歴史を知るということは、たましいが光の世界に行くことに対して絶対必要条件になります。

何田 そのお話をもう少し詳しくお願いします。

 今の日本人が知っている歴史は、第二次世界大戦の戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)が日本国民に教育を施した中で教えたうその歴史です。うその歴史の出発点を説明すると、今の西洋文明です。ある時、ある者達が神や王、教会の財産を奪い取るために自分たちに都合よく歴史を書き換えて、それが人類の文明の進化のように宣伝しました。現在の世界はその時空の中に存在しています。もともとは、キリスト教会の宗教というシステムが間違っているからです。本来、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教など、聖書やコーランなど、神と人間の対話の部分には、神の理(ことわり)が隠されています。しかし、それを伝える者が自分が神の代理人だとして、神の権威を借りて他の者を服従させ、欲しいものをすべて自分の所有物にした。神の威を借りて、他者のものを奪い取った事実は罪といわざるを得ません。

この流れの中で第二次世界大戦の戦後、GHQが日本人のアイデンティティー、つまり日本人らしさを否定し、西洋文明が一番だと教えたのです。そのため戦後の日本は、日本人が本来持っていた神に近い精神性の高さや、愛、勇気、正義、他人をおもんばかる慈悲、というものを否定する方向に人生を生きてきました。

勝者がすべてを奪い取ること、勝利が正義という西洋文明を信じ込み、天の理に反して生きてきた人のたましいが、真実の光の世界に行けるわけがないのです。天の理を知り、その意志を受け継いで、この現実世界で生きた言葉を使い、教育的に他者に伝達できた人だけが生きている間にたましいの神性を光輝かせて、死んだ後に天、光の世界に迎い入れられるのです。なぜ、このシンプルな道理がわからないのですか。なぜ、あなたは理解しようとしないのですか、と私は問い続けているのです。

あえて、忠告すれば、早く天の道理を理解し、真実の歴史を知り、神理を宿した言葉で教育を行う人間が育つべきなのです。審判の時代では、ただ仕事に真面目に取り組んできた正直に生きてきたというだけでは、生まれた理由もわからず、たましいの成長もないのですから光の世界に行くことはありません。西洋文明と闇のマネーの時空の中で人生を生きた、つまり、自分のために生きた内容だからです。あなた方が生きている間に気づき、天に通ずる行動、言動で日常を送れば未来も変わるのです。

———–抜粋終わり—–

嘘で塗り固められた物語ではなく、正しい歴史を知ること。

そうすれば、人間の脳は正しく作動し始めます。

それが『最後の審判』の時代に生きている私たちの在り方なのです。

進化の方向へ行くのか、このまま真実から目を背けて残りの時間をぬくぬくと過ごすのか。まさに、私達の生き方が問われている時代になりました。まだ、間に合います。自分の脳を正しい起動に戻しましょう。それだけで、人生が楽しくなります。

 

ひとのこ