神を超えよ! 仏を超えよ! 積哲夫の言葉【第二百二十回】

 

世界はどこへ その十四 これからの時代5

◇お話し:積哲夫 ◇聞き手:何田匡史
二千二十一年 四月二十八日 配信

 

 

何田:意識化するということは、たましいが光ばかりになる、ということですか?

 

:たましいが光百パーセントになったらね、この宇宙なんか必要ないのです。この宇宙が(正式に)完成したら、物質はいらないし、時間もいらないのです。この宇宙は、学びの場です。この宇宙は、物語の場でしかないのです。この宇宙は、神様の物語の場であって、あなたたち人間は神様の子供だから苦しむのです。いつになったら私のお伝えしていることが、あなたたち人間が、理解してくれるのでしょうか?

たましいを持っているということは、神様の子供だということです。あなたの苦しみは神様の苦しみなのです。神様が苦しまないと思わないでください。神様は苦しんでいるから、人間の歴史に関与しているのです。わかっていただけましたか?

 

何田:はあ、神様は苦しんでおられるということ……ですか。

 

能登:何田さんは神様が好きで、今まで読んで勉強してきた本の影響が強すぎて、積先生の説明されている内容が理解できないのよ。

 

:それが、宗教の人といわれる由縁(ゆえん)です。神様が好きなのはよい事ですが、神様って何? といわれると、神様は遠い存在だと思っていることが、まちがいです。 神様はあなたの中にいるのです。宗教では、どこかに神様がいらっしゃって、人間はその神様の支配下にあると教えています。実際、それは、まちがいなのです。

 

何田:たましいの中の闇が、百パーセントの光になったら人間は、苦しみから解放されるのでしょうか?

 

:何田さんが一番勘違いしている点は、闇の中にも神様のようなものが存在して、その存在が地球を支配している、という視点が欠けているのです。「最終知識」には、この世は魔界であり、地球を支配しているのは魔王様です、と書いてあります。

何田さん、あなた魔王様と出会ったことはないでしょう。

 

何田:はい、出会ったことはありません。

 

:普通の人にとって、神様というのは魔王様なのです。だから神様を怒らせると人間は滅ぼされます。つまり地球の人間のたましいの元(もと)は神といってもいいし、魔王といってもいいのです。

 

能登:積先生、イメージ的に神様は良い存在で、魔王様って悪い存在のイメージで考えてしまいます。

 

:それはそれでよいと思います。要するに魔界の王というものは、魔界には魔界の法則(ルール)があって、たとえば今のアメリカを支配している人達は、悪魔にたましいを売っている人達だから、小児性愛者が多くて、子供達の血を啜(すす)らないと生きていけない。生きていけないのは、その人間が生きていけないのではなく、その人間の背後にいる存在が、生きていけないのです。聖書には、こう書いてあります。『すべての人間は死にます。死後、裁かれます。』これが人間の規定なのです。その人間の規定を裏切ろうとするものたちがいて、人間が死なない方向を目指しています。それはまさに悪魔に、たましいを売った人達が目指している文明の形なのです。

でも、聖書の約束は『すべての人間は死ぬのです。死んだ後に裁かれます。』と書いてあります。これが普通の日本人にとっては常識的なことですが、それは世界の常識では、まだないのです。その戦いが、今アメリカで起きています。いま現在、地球的レベルの波動の層でいえば、私の感知するところでいえば、阪神大震災の時の日本の波動とほぼ同じです。あの時(阪神大震災時)なにが出ました? オウム真理教が出てきました。オウム真理教の教えと、悪魔教の教えと、どこが違いますか? 同じでしょう。つまりこういうことです。オウム真理教の麻原彰晃に取り憑いていた存在というのは、彼を支配していました。彼の信者も支配していました。彼らは現実的に殺戮行為を行いました。人間の歴史に視点を変えると、殺戮行為はナチスドイツのヒットラーもやったし、ソビエト連邦のスターリンもやったし、麻原彰晃も、殺戮行為はみんな同じことでしょう。生きている人間を崇めるという行為は、最終的に殺戮行為を生むことになるのです。

それを隠れて、過去二千年間ずっとやってきた人達に、いま光が当たって、裁かれようとしています。そうすれば『神とは何であったのか? 』ということがわかります。私は知っていますが、たぶんあなた方には理解できない世界です。

 

神とは、何か?

二千年にわたって苦しみ続けた存在(神様)とは、何田さんに理解できますか? その苦しみ続けてきた存在を神様と呼んでもいいし、魔王様と呼んでもいいのです。つまり二千年の長きに渡って闇と向き合って、戦い、苦しみ続けてきた存在が神とも、魔王とも呼ばれてきました。それは同じ存在の、表(おもて)と裏(うら)だから。どちらにしても、光と闇を分離して別なステージに行きます。ということが、いちばん最初の宇宙が始まる前から、約束されていることです。その神の苦しみから比べたら、何田さんあなたの人間の苦しみなんて、小さいものだと思いませんか?

 

何田:なぜ、苦しみというものがこの宇宙に存在するのですか? なぜ、神様や魔王様も含め、人間も苦しまなければならないのですか? その理由が知りたいのです。

 

:それは、たぶんあと、二、三ヵ月もすればわかるはずです。