三音同霊士 (祖母の大切なことば)

わたしの好きだった祖母が不思議な夢を見たと私に話してくれたことがある。

(さんおんどうれいし)不思議な言葉を夢の中で聞いたと言う。祖母の夢の中で誰か大きな声を出して言った、そのことばの意味を知りたい、と祖母は言うのだった

私は、すぐさま高田弘子さんの顔が浮かび、尋ねる。そして即答。

「さんおんどうれいし」というのは漢字五文字で(三 音 同 霊 士)と書く。既存の言葉でないはずだが、高田弘子さんは、すぐにそう答えた。三音とは、人と自然と魂。どれも同じところに元があるという意味だと説明してもらった記憶がある。早速祖母に伝え、『三音同霊士』 と高田さんに書いていただいた色紙を渡すととても喜んでいた。棺桶にまで持っていくと、いつも枕元に置いていたことを思い出す。